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汚いマンションの売却方法とは?売却に影響する汚れの種類や対処法も紹介

カテゴリ:不動産売却/買取

● 汚いマンションは売却が難しいと聞いたが本当だろうか
● 汚いマンションの売却方法がわからない
● マンションの売却に影響する汚れの対処法を知りたい

居住しているマンションの売却を検討していても、汚いため買い手がつくか心配している方は少なくありません。
自分でできる対処法を知っていると、ハウスクリーニング費用の節約にもつながります。
汚いマンションを売却する方法や手放す際のポイントをご紹介するので、参考にしてみてください。

この記事でわかること

● 汚いマンションを売却する難しさ
● 売れない汚いマンションを手放す方法
● 汚いマンションを売却するためのポイント

売却条件に影響する汚れの種類と対処法

マンションは築年数が経っているほど、壁や床に傷や汚れができたり、設備が劣化したりします。
売却に影響しやすい汚れは経年劣化にともなうものではなく、おもに手入れを怠ったために発生した汚れです。
経年劣化による汚れは築年数を見て許容できても、築年数や価格と実際のマンションの汚れに大きなギャップがあると売れない可能性が高まります。
手入れをしていないマンションでは、水回りに加えて居室にもカビが発生している場合があります。
換気が十分におこなわれていないと、壁の内側や天井裏にも湿気が溜まってしまうでしょう。

築年数が同じでも汚いと評価が低くなり、売り出し価格を高く設定できなかったり値下げ要求を受けたりします。
手入れ不足により付着した汚れやカビは、売却活動を始める前に取り除きましょう。

自分で掃除できる場所と対処法

手入れを怠ったのが原因の汚れへの対処法は、掃除や不用品の処分などです。
ハウスクリーニング会社に依頼する前に自分で対処すると、清掃費用を節約できます。

玄関

玄関は部屋の顔であり、来訪者の第一印象となるため、入念な掃除が欠かせない場所です。
不用品を処分して掃除をするとともに換気をおこない、においと湿気も除去します。
汚れだけでなく、部屋内の湿気やにおいが購買意欲を左右する要因になるからです。
玄関は、外部から入ったときの明るさが好印象につながるため、照明器具も掃除して電球を交換しておきましょう。

水回り

お風呂やトイレ、キッチンなどの水回りは汚れや劣化を気にする方が多く、内覧会で念入りにチェックを受ける場所です。
手入れを怠っていたときは、専用の洗剤を使って水垢やカビ、油脂汚れだけでも取り除きます。
水回りをきれいに見せるには、雑貨や小物を整理して収納スペースを広げてスッキリさせるのが効果的です。

窓ガラスと壁紙

窓ガラスや壁紙の汚れは、インターネットの物件情報に掲載した画像でわかるときもあるため、撮影する前にきれいにします。
内覧会では眺望を確認する目的で窓に近寄る方も多いため、内覧会前にも掃除しましょう。
壁紙は、専用の洗剤である程度の汚れは除去できますが、ペットのにおいやタバコのヤニなどのガンコな汚れは専門業者に任せるのが無難です。

ベランダ

ベランダの汚れはマンションの売却条件には影響しませんが、内覧会ではチェックする方が多い場所です。
自分で掃除する際は、水を使わないようにすると周囲の住人にも迷惑をかけません。
きれいにした窓ガラスを汚さないように、掃除する順番にも気を配りましょう。

不用品

不用品への対処は、マンション売却後の引越しを見据え、早期に取りかかるのがポイントです。
自治体やマンションの収集日を確認し、指定どおりに分別や梱包をしてから収集場所に持ち込みます。
大型のものや自治体が収集しない不用品は、専門の業者に依頼して搬出してもらうのも1つの選択肢です。
引き取り費用がかかるケースもあるため、事前に確認してから依頼しましょう。

内覧会では部屋内の収納場所を確認する方もいるため、引越し先に持ち込むものはトランクルームの利用も視野に入れます。

ハウスクリーニングを活用する

自分で掃除する時間を確保できない方や掃除しても汚れを落としきれなかったときは、ハウスクリーニングの活用がおすすめです。
室内の汚れやカビを専用クリーナーで除去するうえ、キッチンの換気扇や通風口など、手のかかる作業にも対応します。

とはいえ、汚れがひどいままだったり広範囲を依頼したりすると費用が高額になるため、自分で対処できなかった場所だけに限定して依頼しましょう。
不用品の処分や床材の傷を修復できるかなど、可能な作業内容を事前に確認してから依頼すると、複数の業者とやり取りする手間を省けます。

共用部分は管理会社に相談する

マンションの部屋は自分で掃除できますが、共用部分の維持管理作業は管理会社が対応しており、自分では対処できません。

とはいえ、内覧に訪れた方はエントランスやエレベーターを利用し、廊下を通って部屋まで到達します。
通過する際に自転車置き場やゴミの収集場所をチェックして、物件選びの参考にする方も少なくありません。

そこで、近隣のマンションよりも汚れが気になるときは、管理会社に共用部分の掃除を依頼してみましょう。
入口にあるポストは共用部分になりますが、自分のものだけは掃除しておくのも一案です。

汚いマンション売却の難しさとは?

築年数が経過していても、手入れが行き届いたマンションは、短期間で成約する見込みが高くなります。

しかし、汚れの目立つ物件は買い手が見つかりにくく、売値を引き下げなければ見向きもされないケースが少なくありません。
マンションの購入を検討している方は、立地や築年数に見合った価格の物件を探しており、同じ条件であればよりきれいな物件が好まれます。

中古マンションの、立地が良いから売れ、築年数が浅いほど資産価値が高まる時代は終わりました。
購入希望者は、個々の物件に対して評価をおこない、その中から価格に見合った物件を購入します。
立地や日当たりなどが好条件の物件でも、汚いだけで資産価値が下がって買い手がつかなくなるのが、マンションを売却する難しさです。

売れない汚いマンションを手放す3つの方法

汚いマンションが売れにくいと知っていても、手放したいときはあるでしょう。
少しでも高額で売りたいときや安くても短期間で売却したいときなど、要望に応じた方法をご紹介するので、参考にしてみてください。

不動産会社に仲介を依頼する

仲介とは、不動産会社にサポートや所有者との橋渡しをしてもらって、マンションを売却する手法です。
依頼すると、マンションの購入希望者を募る目的で、買い手を引き寄せる販売戦略を提案してもらえます。
汚い物件でも周辺の相場とかけ離れた金額での取引になる事例は少ないため、汚いマンションを高値で売却したい方に向いています。

しかし、購入希望者が見つかるまで時間がかかるケースも多く、販売活動を短期間で済ませたい方には向きません。
売買契約成立後に不動産会社に仲介手数料を支払わなければなりませんが、販売活動や価格交渉など面倒な作業を任せられるのはメリットです。

不動産会社に買い取りを依頼する

買い取りとは、不動産会社にマンションを売却すると、購入した会社が修繕や改修工事を済ませてから販売する手法を言います。

工事代金を不動産会社が負担するため、仲介での取引よりも安価になるのがデメリットです。
購入相手が決まっており、内覧会が不要になって引き渡しまでの期間を短縮できるメリットがあります。
不動産会社によっては不用品の処分もおこなっており、片付ける時間や手間をかけたくない方におすすめです。

不動産会社の買い取りは、所有するマンションを短期間で現金化したい方や、遠方への転勤が決まっているなど売却先の選定に時間をかけられない方に向いています。

法人や個人に無償で譲渡する

不動産会社を介して所有するマンションを売却する以外に、ゼロ円で引き渡す方法も検討しましょう。

マンションは、所有しているだけで立地や築年数に応じた固定資産税を納税しなければなりませんが、手放すと負担を軽減できます。
無償譲渡に合意する相手を自分で探さなければならない点や、部屋内を清掃するなど手間がかかるのはデメリットです。

とはいえ、転居先を確保済みの方や所有していても居住していない方は、固定資産税を軽減できるほうがメリットは大きいでしょう。
見知らぬ人に売るより、付き合いのある会社や団体、個人に譲りたい方におすすめの方法です。

汚いマンションを売却するための3つのポイント

売却したいマンションが汚いときは、通常の方法では買い手がつきにくくなるため、売るためのポイントを把握しておくと役立ちます。
販売戦略の立案に欠かせないデータの収集方法に加え、売却を依頼する不動産会社の選び方も重要です。

周辺のマンション相場を把握する

汚いマンションを売却する際、売り出し価格を相場よりも下げておくと、買い手がつきやすくなります。

その際、どのくらい価格を下げるかを決めるには、周辺のマンション売却相場の把握が欠かせません。
立地や所在地、物件の築年数や間取りなどの項目が似ている物件を探して価格を確認するのがポイントです。
条件の似ている物件よりも価格を下げて売り出す方法と、同程度の金額でスタートして、値下げ交渉に応じる方法があります。
値下げ交渉で妥結する目安を周辺の相場を参考に前もって決めておくと、価格を下げ過ぎてしまうリスクを回避できるでしょう。

経験豊富な不動産会社に依頼する

仲介を依頼する不動産会社は、地域の実情に詳しい会社から探しましょう。
地域のニーズを把握しており、販売戦略を立案する際、的確なアドバイスを受けられるからです。

なかでも、経験豊富な会社に依頼すると売却方法のポイントを心得ており、安心して交渉を任せられます。
不動産会社を探す際は、公式ホームページに掲載された実績を確認したうえで、評判や口コミ情報を確認するやり方がおすすめです。
不動産会社選びを誤ると、販売期間の長期化や売れ残るリスクが高まります。

リフォームは見送るのが無難

汚いマンションは掃除するより、リフォームしてから売り出すと高額で売れると考える方もいます。

しかし、リフォーム工事代金を売却価格に上乗せできるとは限りません。
どれだけきれいにしても、周辺の相場よりも高額になると売れ残る心配があります。
自分好みにリフォームしたい方は安い物件を狙う傾向があるため、リフォームして高くなると逆に売れにくくなる場合もあります。
所有者の判断でリフォームしてしまわず、工事を依頼する前に不動産会社に相談してみましょう。

リフォーム向け物件に売り出すときは、不用品を処分するだけで準備が整います。
売却価格は安くなっても、内覧会の準備や掃除する手間を省けるのはメリットです。

まとめ

汚いマンションを売却したいときは、自分で不用品の処分や掃除をするとハウスクリーニング費用を節約できます。
掃除をしても除去できない汚れやカビは、ハウスクリーニング会社への依頼も検討しましょう。
売れ残るリスクを回避するには、マンションのある地域に精通した、経験豊富な不動産会社に仲介を依頼するのがおすすめです。

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