自宅または相続物件を売却したいが雨漏りしているという方は、売却する際のメリット・デメリットはご存じでしょうか？
雨漏りした家を売却する際の注意点をしっかり理解しておくことでスムーズな売却につながります。
この記事では、雨漏りした家の売却について注意点や方法をご紹介していきます。
雨漏りした家を売却する際には告知義務が発生する
雨漏りした家を売却するには「告知義務」が発生します。
雨漏りを放置していると、カビやシロアリが繁殖する原因になってしまうため、買主に告知義務が発生します。
もし告知を怠ってしまうと「契約不適合責任」を負うことになってしまうのです。
契約不適合責任を負ってしまうと損害賠償請求や媒介契約解除を受けてしまう恐れがあります。
家を売却する際に住宅診断を受けて問題があるのかチェックしておくと良いでしょう。
雨漏りした家をスムーズに売却する方法とは
雨漏りはトラブルのもとになることだけでなく査定金額にも影響してくるので対策しておく必要があります。
雨漏りした家を売却する対策は2つあります。
それは修繕と専門の不動産買取業者への売却です。
雨漏りする箇所を修繕してしまえば何も問題のない不動産になります。
しかし、修繕にもデメリットはあります。
修繕には費用がかかりますし、修繕したとしても売れる保証はありません。
修繕しても売れるか心配という方には不動産の買取専門業者への売却をご検討ください。
個人の買主が対象の仲介とは違い、買取専門業者へ売却すれば売れる可能性が高いでしょう。
不動産買取のメリット・デメリットとは
不動産の買取専門業者であれば雨漏りがある状態でも買い取ってくれる場合があります。
さらに前述した契約不適合責任を負うリスクもなくなります。
また、家を売却するための販促活動が不要のため仲介手数料がかかりません。
ですが、メリットだけではなくデメリットも存在します。
不動産の買取専門業者へ売却をすれば、買取価格が下がる場合がある点がもっとも大きなデメリットでしょう。
スピーディーに売却が可能ですが、不動産の買取専門業者は雨漏りの家を引き取るリスクを負うため買取相場が70～80%ほどまで下がる場合があります。
メリットとデメリットをよく検討してから利用するようにしましょう。
まとめ
雨漏りのある家の売却についてご紹介しました。
売却する際は契約不適合責任を負わないためにも、しっかり告知義務を果たす必要があります。
売却するための方法として、修繕と専門の不動産業者への売却ができます。
メリット・デメリットをおさえて気持ち良く家を売却しましょう。
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